「投資で使えるおすすめのクレジットカードを知りたい人」
- 投資に使えるクレジットカードが増えてきたけど、おすすめのカードって何?
- どうせなら投資だけじゃなく、日常生活でも役に立つカードが知りたい!
- 自分はどのカードが良いの?参考までにカードを選んだ理由を教えて!
そう悩んでいる方は今回の記事、参考になります!
クレジットカードを使って投資ができるおすすめの証券会社はSBI・マネックス・楽天証券です。
この3社を比較すると同時に、投資で利用する以外のクレジットカードの特徴も比較して、総合的にあなたのおすすめのクレジットカードがわかる記事になっています!
これから「つみたてNISA」を始めようと考えていたので参考になりそう!
少しでも参考にできるように、今回は以下の情報をまとめました!
なお、私は投資歴7年・化学研究者歴12年の未就学3児のパパです。
家庭のためにもリスクを避けたお金の増やし方にフォーカスしていて、これまでの研究と投資の経験から「堅いお金の増やし方」について検証しています!
また、堅くお金を増やす基礎的なKindle本も出版しています。
堅くお金を増やすにはポイント還元率を少しでも高めることも重要です。
今回の記事でも何か1つでも参考になれたら幸いです。
それでは解説します!
「投資」に使えるクレジットカードを比較
今回は利用者が多く人気のある、以下の証券会社3社でクレカ積立する場合で比較します。
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
利用できるクレジットカードは各社で異なっているので、1社ずつ解説していきます!
SBI証券×三井住友カード
まずはSBI証券で積立できる「三井住友カード」を紹介します。
- 毎月最大5万円まで積立可能
- クレカ積立の還元率0.5~2%とカードの種類によって大きく変動
- 還元されるポイントは「Vポイント」
さらに、SBI証券は「投信マイレージ」という以下のサービスを実施しています。
- 投資信託保有額に応じて、毎月ポイントが年率0.02~0.25%還元
- 還元ポイントは「Tポイント・Pontaポイント・Vポイント・dポイント」から選べる
クレカ積立の還元率だけで言えば「プラチナプリファード」が最も優れていることが分かります。
また、還元されるVポイントは「キャッシュバック」として利用すれば、クレカ支払額を減らすことも可能です。
投資信託購入後も、投信マイレージによって毎月ポイントが貯まるのもお得です。
マネックス証券×マネックスカード
次に、マネックス証券で積立することができる「マネックスカード」を紹介します。
- 毎月最大5万円まで積立可能
- クレカ積立の還元率1.1%
- 還元されるポイントは「マネックスポイント」
さらに、マネックス証券も「投信ポイントプログラム」という以下のサービスを実施しています。
- 投資信託保有額に応じて、毎月ポイントが年率0~0.08%還元
- 還元ポイントは「マネックスポイント」
SBI証券とは異なり、カードが複数枚ないので、マネックス証券で投資をする方は迷うことなくカードを選択することができます。
また、マネックスポイントは株式手数料や暗号資産に交換する以外に、各ポイントに変更も可能です。
ポイントの利便性も高く、投信ポイントプログラムによって、毎月ポイントが貯まるのもお得です。
楽天証券×楽天カード
最後に、楽天証券で積立することができる「楽天カード」「楽天キャッシュ」を紹介します。
- 毎月最大10万円まで積立可能
- 楽天カード積立の還元率0.2 or 1%と投資先によって還元率が大きく変動
- 楽天キャッシュ積立の還元率0.5%(※期間限定+0.5%)
- 還元されるポイントは「楽天ポイント」
なお、毎月10万円カード払いとして積立できる理由は以下の2つの支払いルートが楽天証券では可能になるからです。
楽天カードから積立する場合、還元率0.2%または1%になります。
現状では、信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)以上のファンドを購入する際は還元率が1%になります(詳細はこちら)
また、楽天証券も「投信資産形成ポイント」という以下のようなサービスも実施しています。
- 一定残高を達成するとポイント付与(毎月付与なし)
- 還元ポイントは「楽天ポイント」
一定残高を達成すると付与されるポイントは以下の通りです。
楽天証券は、積み立てる投資先(代行手数料が年率0.4%以上のファンドか否か)によって「楽天カード」か「楽天キャッシュ」を選択することが想定できます。
投信資産形成ポイントも、SBIやマネックス証券と異なり、毎月付与ではないことも特長です。
証券会社3社のクレジットカード比較
各証券会社で投資にクレジットカードを利用したときの比較結果は以下の通りです。
- 還元率はプラチナプリファードが2%と最も高く、次にマネックスカードが1.1%と高い。
- SBI証券・マネックス証券は積立額5万円に対して、楽天証券は最大10万まで積立可能。
- 投信保有の還元率はSBI証券が最も高い(投信マイレージ)。
- いずれの証券会社も還元されるポイントは利用しやすい。
これだけみるとSBI証券で「プラチナプリファード」を利用して投資するのが良いように思えるけど、その理解でいいの?
と疑問に思っている方もいると思うので、クレジットカードの年会費・日常生活で利用した場合の還元率・特典などについて、もう少し詳しく確認していきましょう!
「日常生活」で利用するときのクレジットカード比較
今説明した各クレジットカードを日常生活で利用する場合で比較します。
比較するのは「通常還元」「追加還元」「年会費」「その他特典」です。
先程の投資で利用するときの場合と比較して、各クレジットカードの特徴を確認してもらえればと思います。
三井住友カードの特徴
まずはSBI証券で積立できる「三井住友カード」の特徴です。
- 通常還元率0.5%
- マクドナルド・コンビニで最大5%(家族ポイント利用で最大10%)還元
- 年会費は永年無料
- その他特典には、海外旅行損害保険あり
- 通常還元率0.5%
- マクドナルド・コンビニで最大5%(家族ポイント利用で最大10%)還元
- 100万円利用で10,000ポイント追加(最大還元率1.5%)
- 年会費は通常5,500円も、100万円利用で永年無料に。
- その他特典には、海外国内旅行損害保険(自動付帯あり)・ショッピング保証・空港ラウンジ使用
- 通常還元率1%
- マクドナルド・コンビニで最大5%(家族ポイント利用で最大10%)還元
- 100万円利用毎(400万円まで対象)に10,000ポイント追加(最大還元率2%)
- 特約店での還元率+1~9%に。
- 年会費は33,000円
- その他特典には、ゴールドカードよりも充実した海外国内旅行損害保険(自動付帯あり)・ショッピング保証・空港ラウンジ使用
各三井住友カードを比較すると、年間カードの利用額によって選択が変わってくると言えます。
参考までにゴールドカードよりもプラチナプリファードがお得になる支払い金額は約400万円以上利用した場合になります。
よって、プラチナプリファードカードを発行する方は、特約店などを確認して自分に合うか?をしっかり検討することをオススメします。
なお、10,000ポイント追加還元される100万円利用には、投資に利用した金額は含まれないことも注意が必要です。
マネックスカードの特徴
次は、マネックス証券で積立することができる「マネックスカード」の特徴です。
- 通常還元率1%
- 年会費は初年度無料。次年度以降550円。ただし、年間1回利用で無料に(クレカ積立額も含む)
- その他特典には、即時出金サービスが月5回まで実質無料(手数料キャッシュバック)
還元率1%は、一般的なクレジットカードと比べて高い方です。
また、年会費についてはクレカ積立を実施する方は実施無料であると言えます。
さらに即時出金も月5回分まではキャッシュバックされるので、主にマネックス証券を使用している方はお得です。
楽天カードの特徴
最後は、楽天証券で積立することができる「楽天カード」「楽天キャッシュ」の特徴です。
- 通常還元率1%
- 楽天市場では還元率+3%
- 年会費は永年無料
- その他特典には、海外旅行損害保険あり
- 通常還元率1%
- 楽天カードからのチャージで還元率+0.5%
- その他特典には、各楽天サービス(ラクマ・楽天ウォレット(暗号資産)・楽天銀行)等からチャージ可能
ここで「楽天キャッシュ」について少し補足します。
「楽天キャッシュ」はクレジットカードではない楽天のサービスになっています。
以下のように各楽天サービスからチャージするして、利用することができる電子マネーです。
様々な楽天サービスの資金を一元化して利用でき、他の証券会社にはない電子マネーで投資できるようになった新しいサービスになっています。
また、楽天カードからチャージすると還元率が最も高くなります。
還元率1%は、一般的なクレジットカードと比べて高い方です。
また、年会費は無料なのでカードも発行しやすいです。
さらに楽天経済圏の方は、楽天キャッシュを利用すれば、日常生活だけでなく投資もしやすくなったと言えます。
各クレジットカードの特徴を比較
各クレジットカードの比較結果は以下の通りです。
- クレジットカードの利用金額100万円以下では、マネックスカード・楽天カード(キャッシュ)がおすすめ。
- 利用金額100万円では、三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめ。
- 三井住友カード ゴールド(NL)・プラチナプリファードは保証も含めて特典が多い。
- 楽天経済圏の方は、楽天カードまたは楽天キャッシュがおすすめ。
よって、年会費よりも利用金額やその他の特典を比較することがポイントになります。
「プラチナプリファード」は年会費を考えると投資目的に発行するカードじゃなさそう。
私はクレジットカードの利用金額が100万円もいかないので、マネックスカードか楽天カードくらいが良いかも!
と、漠然と自分に合うカードが分かってきたところで、最後に今回のテーマである「投資におすすめのカード」について考えていきます。
投資するときにオススメのカードは?
投資するときにオススメのカードを知るために、最後にいずれの証券会社でも人気のある投資信託をつかって、以下の条件で累計還元ポイントをシミュレーションしてみます。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 毎月5万円つみたて
- 20年間積立
- 投資信託の価格は20年間変動しないことにする
また、今回検証する投資信託の各社おすすめの購入方法は以下の通りです。
- SBI証券:三井住友カード(NL) または ゴールドカード(NL)で積立
- マネックス証券:マネックスカードで積立
- 楽天証券:楽天キャッシュで積立(※)
※ 販売会社の受取手数料が年率0.4%以下なので楽天カードで積立すると還元率0.2%と低い
結果は以下の通りです。
▼累計還元ポイント順位
1.マネックスカード:17万ポイント
2.三井住友カード ゴールド(NL):16万ポイント
3.三井住友カード(NL):10万ポイント
4.楽天キャッシュ:6万ポイント
これより、投資に利用すれば年会費も実施無料であるマネックスカードが累計還元ポイントが最も多い結果となりました。
一方で同じ還元率0.5%である三井住友カード(NL)と楽天キャッシュを比較すると、累計還元ポイント約4万程度の差がでました。
これは「投信マイレージ」と「投資信託資産形成ポイント」のサービス差が要因になります。
なるほど…。
ただ、これまで楽天証券をメインに使ってきたので、正直マネックスカードにするか迷うな…
と、この結果をみて思うかもしれませんが、結論から言うと、楽天証券のまま投資すれば良いです。
なぜなら20年間積立した金額は1,200万円にもなり、ポイントの影響が小さい上に、そもそもポイント目当てではなく将来の値上がりを目的として投資しているはずだからです。
ただ、これから投資をするという方や、少しでもお得に運用したいので楽天証券から乗り換えたいと思った方は、マネックス証券かSBI証券をおすすめします。
よって、今回の結論は以下のようになります。
- これから投資をする方はマネックス証券かSBI証券がおすすめ。
- ただし、マネックスカードと同等の結果を出すには、三井住友カード ゴールド(NL)を発行する必要があるので、クレジットカードを年間100万円以上利用できる方がおすすめ。
- 現在、すでに積立投資をしている方は、基本的にそのまま運用すれば良い。
- ただし、少しでもお得に運用した方は乗り換えも検討する。
ちなみに私は三井住友カード ゴールド(NL)を投資に利用していますが、同時にマネックスカードでも投資していく予定です。
今回の記事を読んでマネックス証券に口座開設したい方は、モッピー(moppy)やハピタス(Hapitas)を経由して開設するとお得です。
また、SBI証券は「投信お引越しプログラム」というサービスがあり、他社証券会社からSBI証券に投信を移管する手数料をすべてキャッシュバックしてくれるサービスも展開しています。
また三井住友カードは投資だけでなく、日常生活でも最大還元率13%になる方法もあり、カードとしても非常にお得なので、興味がある方は以下の記事を参考にして下さい。
それでは、今回は以上になります!