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【優待クロス取引】手数料で比較!おすすめの証券会社ランキング

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「優待クロス手数料が安い証券会社を探している人」

  • 優待クロスを実施する代表的な証券会社ってどこ?
  • 優待クロス取引手数料を下げる方法とか何かないの?
  • 最も手数料が安い証券会社が知りたいな…

今回はそんな悩みを解決するために「優待クロス手数料が最も安い証券会社」をテーマに解説します!

学習目標
  1. 優待クロスができる代表的な証券会社6社を知る。
  2. 優待クロス取引手数料を下げる「現引・現渡」の効果を知る。
  3. 優待クロス取引手数料が最も安い証券会社を知る。


なお、私は株式投資歴6年で、投資に関する基礎的なKindle本も出版しています。

優待クロスは節約効果が大きいだけでなく、優待が届いたときも毎回ワクワクします!
是非一緒に優待クロスしましょう!

また、今回の記事は動画でも解説しています。


株主優待クロスがわからない!という方は過去記事で株主優待クロスのやり方について解説しているので確認してください。

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優待クロスができる代表的な6つの証券会社

優待クロス取引ができる主な証券会社は以下の通りです。

  • SMBC日興証券
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • auカブコム証券
  • GMOクリック証券
  • 松井証券

現在、優待クロスを実施しているという方は、この証券会社のいずれかで実施しているのではないでしょうか。

今回は、この6社でクロス取引を実施した場合を想定して、手数料を比較していきます。

なお、手数料として主に発生する費用は以下の通りです。

  • 現物売買手数料
  • 一般信用売り&買戻手数料
  • 貸株料&金利
  • 現引&現渡手数料

その他の費用としては一時的に支払うことになる配当落調整金等もありますが、これは還付金として返金されるので、今回は手数料に含んでいません。

それでは、早速手数料が安い証券会社を確認していきましょう!

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優待クロス手数料を節約する方法

今回は手数料が最も安くなる条件で各証券会社を比較します。
そのため、手数料を安くする「現引・現渡」の節約効果ついて事前に簡単に解説します。

まずは、「現引・現渡」を実施していない場合と実施した場合の手数料を確認してみましょう。

「現引・現渡」を実施していない手数料比較

ここでは、株価19万円の銘柄を100株だけ優待クロスした場合の各証券会社の手数料を比較しています。
なお、今回の比較条件は「現引・現渡」を実施していない「現物・信用取引」だけを実施した条件で比較しています。

<比較条件(現引&現渡は未実施)>
■ 取引金額19万円
■ 信用売り期間20日



この結果より、取引金額19万円で「現引・現渡」を実施しない場合の手数料が安いベスト3は

1.松井証券
2.SBI証券
3.SMBC日興証券

という結果になりました。

なお、6社の平均手数料は603円であるのに対して、最も安い手数料は208円という結果です。
優待価値が300円以上あれば、優待クロスを実施することでプラスになる手数料です。

ちなみに、もっとも手数料が安い松井証券は1日の合計取引金額50万円以下は手数料が無料です。
優待クロスの場合は、現物取引と信用取引を同時に実施するので、株価25万円以下の銘柄であれば手数料無料で優待クロスができる(取引株数100株)事になります。

少額資金で優待クロス取引を実施する場合は、松井証券はオススメです。



次に、「現引・現渡」を実施した場合の手数料を確認してみましょう。

「現引・現渡」を実施した手数料比較

ここでは、先程同様に、株価19万円の銘柄を100株だけ優待クロスする場合の各証券会社の手数料を比較しています。
なお、今回の比較条件は「現引・現渡」を実施した条件で比較しています。

<比較条件(現引&現渡実施)>
■ 株価19万円
■ 信用買い期間1日
■ 信用売り期間20日



この結果より、取引金額19万円で「現引・現渡」を実施した場合の手数料が安いベスト3は

1.SMBC日興証券
2.松井証券
3.SBI証券

という結果になりました。

今回、最も安い手数料は159円であり、6社の平均手数料は423円と「現引・現渡」を実施していない平均手数料603円よりも「現引・現渡」を実施することで全体的に手数料が安くなっていることが分かりました。

よって、優待クロス取引の手数料を節約するには「現引・現渡」の実施が必要不可欠である結果となっています。

【参考】「現引・現渡」とは?

現引・現渡がよく分からない!という方は以下の記事を参考にしてください!

▼現引とは?優待クロス取引の手数料節約!


▼現渡とは?優待クロス取引の手数料節約!



なお、それぞれ簡単に解説すると以下の通りです。

現引:信用買いした株を、買い取って現物株を得る取引

現渡:信用売りした株を、現物株で返済する取引



ということで、「現引・現渡」を実施すると手数料が下がる具体的な効果がわかりました。
次に、取引金額毎に手数料が安い証券会社を確認していきましょう!

優待クロス手数料が安い証券会社ランキング

手数料を比較する上で取引金額を把握することは重要です。
なぜなら、取引金額によって、各証券会社の取引手数料が大きく異なるからです。

なお、取引手数料とは、株を売買するときの手数料を意味しています。


ここからは、実際に自分が優待クロスしようとしている取引金額を算出して「この取引金額ならどの証券会社が最も手数料が安いのか?」という視点で結果を確認してもらえればと思います。


また、ここで解説する取引金額は以下のように定義します。

取引金額 = 株価 × 株数

例えば、株価400円で、1,000株取引した場合は、取引金額40万円と考えます。
優待によって、200株、300株購入する場合もあるので、この取引金額を基準に考えてもらうと分かりやすいです。


それでは早速、取引金額毎の手数料ランキングを発表します!
なお、取引金額に関わらず共通する比較条件は以下の通りです。

<共通比較条件>
■ 信用買い期間1日
■ 信用売り期間20日


この条件を基に、取引金額50万円未満の場合から確認していきましょう!


取引金額50万円未満の場合

今回は具体的に取引金額40万円で優待クロスする場合の手数料を各証券会社で比較しています。
※ 取引金額40万円の例:株価4,000円を100株・株価1,000円を400株など



この結果より、取引金額40万円で手数料が安いベスト3は

1.SMBC日興証券
2.SBI証券
3.auカブコム証券
 

という結果になりました。

今回、最も安い手数料は334円であり、2番目に安い手数料855円と、金額に差が521円もあります。

また、取引金額19万円のときに手数料が安かった松井証券は、取引金額40万円では最も手数料が高い結果となっています。

この結果からも、取引金額を意識して優待クロスするだけで、大きく手数料を下げることができる可能性があることが分かると思います。

次に、取引金額100万円未満の場合を確認してみましょう!


取引金額100万円未満の場合

今回は具体的に取引金額90万円で優待クロスする場合の手数料を各証券会社で比較しています。
※ 取引金額90万円の例:株価9,000円を100株・株価900円を1,000株など



この結果より、取引金額90万円で手数料が安いベスト3は

1.SMBC日興証券
2.SBI証券
3.楽天証券
 

という結果になりました。

今回、最も安い手数料は752円であり、2番目に安い手数料1,923円との金額差が1,171円もあります。

また、取引金額40万円のときに、3番目に手数料が安かったauカブコムは5番目までランクを下げています。

その理由は、auカブコムの「現引・現渡」手数料が以下のように設定されているからです。

引用:auカブコム証券

また、表中の「品受・品渡」はそれぞれ「品受=現引」「品渡=現渡」を意味しています。
この表を確認すると、auカブコムは取引金額が大きくなると「現引・現渡」手数料が大きくなることが分かると思います。

なお、今回の取引金額90万円では、手数料836円になっています。

このように、取引金額によって、手数料が常に変動する証券会社もあるので優待クロスを実施する場合は、自身の証券会社の手数料についてしっかり把握しておくことが大切になります。

次に、取引金額100万円以上の場合を確認してみましょう!


取引金額100万円以上の場合

今回は具体的に取引金額140万円で優待クロスする場合の手数料を各証券会社で比較しています。
※ 取引金額140万円の例:株価14,000円を1,000株・株価2,800円を500株など



この結果より、取引金額140万円で手数料が安いベスト3は

1.SMBC日興証券
2.楽天証券
3.GMOクリック証券
 

という結果になりました。

今回、最も安い手数料は1,170円であり、2番目に安い手数料3,377円と、金額に差が2,207円もあります。

また、取引金額140万円になると、これまで常に手数料が安かったSBI証券のランクが下がっていることが分かると思います。

その理由は、SBI証券の手数料設定が以下のようになっているからです。

引用:SBI証券

SBI証券はこの表に記載してある「スタンダード」「アクティブ」という2つのプランがあります。
アクティブプランは現物取引で1日の取引金額が100万、信用取引でも1日の取引金額が100万まで、手数料が無料になっているプランになっています。


ただ、今回のような取引金額140万円と、100万円を超える場合は、表からも分かるように、アクティブプランの方がスタンダードプランよりも手数料が高くなってしまいます。


よって、取引金額100万円以上はSBI証券は「スタンダードプラン」で「現引」する方法が最も手数料が安くなっています。


なお、楽天証券はSBI証券とは反対に、100万円以上から「いちにち信用」と言われる信用取引が手数料無料かつ金利0%になる(100万円未満は金利1.8%)ので、手数料が2番目に安い結果となっています。


結論:優待クロス実施に最もおすすめの証券会社

各取引金額で優待クロス手数料を比較してみましたが、取引金額毎の順位を総合すると以下の結果になります。

これより、どの取引金額においても最も手数料が安い証券会社はSMBC日興証券だと分かりました!

この結果になった決め手は、貸株料の利率が1.4%と他社よりも圧倒的に少ないことが最も大きいポイントになります。

さらに、SMBC日興証券は取引金額に関係なく「信用取引」及び「現引・現渡」手数料は常に無料です。そのため、取引金額毎の手数料を気にする必要が一切なくなります!

よって、今回の結論は株主優待クロスを実施するのではあれば、SMBC日興証券が圧倒的におすすめという結果になります。


SMBC日興証券の口座を開設していない方は、今すぐ口座開設をおすすめします!


それでは今回は以上になります。
次回は「優待クロス失敗事例集」というテーマで記事を記載中なので、更新まで暫くお待ちください!

それでは!