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【SBI証券】空売りのやり方【わかりやすく解説します】

守る

空売りに興味がある人

空売りとは何か知りたい。

・あと、実際にSBI証券で空売りする手順を教えてほしい

空売りの注意点も教えてほしい。

この疑問に応えます!
空売りの説明をみてもイメージしにくい…と悩んでいる方も、是非みてください!

「空売り」について次の順序で解説したいと思います。

本記事でわかること
  1. わかりにくい空売りが図解で学ぶことができる。
  2. SBI証券で空売りする手順が3ステップでわかる。
  3. 一般信用と制度信用の違いを知ることができる。
  4. 空売りを実施する上での注意点と実施する場面の事例を知ることができる。


なお、私は株式投資歴6年で、投資に関する基礎的なKindle本も出版しています

空売りを利用して、毎年利益を得ているので、今回の記事で空売りについて学んでいきましょう。

また、今回の記事は動画でも解説しています。

それでは解説します。

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空売りを4ステップで図解解説

空売りとは、下落過程で利益を得ることができる取引方法の1つです。


簡単な流れは次の通りです。

  1. あなたは実際に株を持っていない(空)けど、株を借りて、売る。
  2. その後、株を返すために自分のタイミングで株を買い戻して、返却する。

この過程で利益を得ることができるのが「空売り」です。



何故下落で利益を得ることができるのか?
この理由をイメージしやすくするために、図を使って4ステップで解説します。

1.あなたは、〇×証券から株を借りた。

2.借りた株をすぐに株式市場に売り、100円もらった。

3.株が90円まで下落したタイミングで、あなたは先程得た100円を支払って、株を買い戻した。そのとき、釣銭として10円もらった。

4.買い戻した株を〇×証券に返却して、取引を終了した。結果、あなたの手元には10円残った。



これが空売りの流れです。

やっていることは借りた株をすぐに売り、下落したタイミングで再度借りた株を安く買い戻して、返却した後に、手元にお金を残した。


次にこの空売りを実際にSBI証券で実施する方法を解説します。

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SBI証券での空売りの手順

早速SBI証券で空売りする手順を図で解説します。

1. 空売りしたい銘柄の①「取引」をタッチし、信用取引の「信用新規売」をタッチする。

2. ①信用取引区分を選択②取引株数を入力③価格を選択し、④発注する。


3.購入後は、下落したタイミングで①「取引」をタッチし、信用取引の②「信用返済買」をタッチして、空売りした株を返済することで、下落した分の利益を得ることができます。

この3ステップで主に空売り取引は完了します。


この手順に従えば、空売りのやり方は簡単だと思いますが、ここで空売りを実施する上で知っておくべき用語について次に解説します。

空売り時に出てくる用語

ここでは、空売りを実施する上で、知っておくべき3つの用語を解説します。

一般信用

1.証券会社が保有している株を借りること。証券会社によって保有している銘柄の種類や株数が異なる。

2.株を借りている間は年率3.9%の貸株料を支払わなければならない。
この貸株料は年率なので365日で割った数値が1日あたりに支払う金額となる。

制度信用

1.金融会社から証券会社が株を借りて、その株を借りること。間接的に金融会社から借りている。

2.金融会社に認められた信頼性の高い銘柄を主に取り扱うため、貸株料が一般信用より安いです。
ただし、制度信用は逆日歩というリスクがあります。

逆日歩

金融会社の株が不足すると、金融会社は機関投資家から株を借り始める。

機関投資家から株を借りる際に発生する1日あたりのコスト(品貸料)が逆日歩である。

なお、この逆日歩は株が不足するほど、高額になるので注意が必要。

逆日歩のことを考えたくないのであれば、少し金利が高いが安全な一般信用取引をオススメします。

空売りするときに注意すること

買いは家まで売りは命まで 

これは投資をする上では有名な格言の1つです。

この格言からも、空売りは安易に実施すると非常に危険だということがわかると思います。



空売りは下落すると利益を得ることができますが、その一方で株価が上昇した場合は、天井なく上昇していくこともあります。

下落はいつか終わりがありますが、上昇は終わりがありません。

その結果、自分の資金ではどうすることもできないような大きな損をすることがあります。



空売りを実施する際は、有効な使い方をしっかりと考え、無理をしないような金額で取引することが非常に重要であると言えます。


よって、最後に、空売りを具体的に使う場面の一例を紹介します。

空売りを使う場面を紹介

空売りはどんな場面で有効なのか?を知ることで無理のない空売りが実施できると思います。

参考までに事例を2つ紹介します。


リスクヘッジ

例えば、自分が購入している株が日経平均との連動性が高い場合、リスクヘッジとして、日経平均と同じ動きをするETF(上場投資信託)等を空売りすることが、有効な使い方の1つです。


何故そう言えるのか?について解説します。

まず、あなたの購入した銘柄は日経よりも強い動きをしているとします。そして、

① リスクヘッジをしていない場合
日経平均が下がると、自身の保有株も少し下落して、1,000円(※)損します。

② リスクヘッジをした場合
日経平均が下がると、自身の保有株も少し下落して、1,000円(※)損するが、同時にETFを空売りしているため、2,000円(※)の利益を得ることができます。その結果、合計1,000円プラスになります。

(※:例えの金額)

リスクヘッジについては、後日詳しく解説していきたいと思いますが、簡単な例は今回紹介したようなイメージです。

株主優待クロス(つなぎ売り) ※初心者おすすめ

株主優待クロスについては過去の記事で詳しく記載しています。
今回解説した空売りを実施しながらも、コツコツと小さな利益を得るには最適な方法です。

空売りはうまく使えば非常に有効な手段になります。

まずは、小さなことから空売りを実施し、無理のない範囲で少しずつ実施していきましょう。

それでは今回は以上です。